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一般社団法人 PRA臨床応用研究会

〒243-0014
神奈川県厚木市旭町2−6−11−102
          

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 PRA(Psychogalvanic Reflex Analyser/精神電流反射分析装置)は、アルバート・エイブラムス(Dr.Albert Abrams・アメリカ・スタンフォード大学病理学教授・内科医・1863〜1924年)が、腹部打診法の研究で発見したERA1):Electronic Reaction of Abrams・エイブラムスの電子反応(=生体反応には、物質を媒体とした物理化学的な反応が起きる以前に、未知の波動2)に基づく何らかの生理的な反応がある)を基本原理とする装置で、1995年、中村國衛医学博士(北里大学・分子生物学助教授・内科医/1939〜2010年)を中心とする技術者達の手によりPRA―NK型装置3)が完成している。
 PRA―NK型装置は、ERAでいわれる未知の波動2)に基づく生体反応(生物反射)4)を、検者のプローブ操作に伴う生体インピーダンスの変化(精神電流反射)5)として捉え、判定するとともに、病気や体の不調を非物性レベル6)から改善、調整する装置として、臨床応用の研究が進められている。
 エイブラムスが発見した、生体反応を利用して体を非物性レベルから診断、治療するとの考え方は、従来の科学や医学には無いものであり、そのあまりの先見性ゆえに、理解しがたい荒唐無稽な療法として、当時のFDA(アメリカ・食品衛生局)では否定されている。しかしながら、エイブラムスのERAの発見以来、約100年、彼の発見に注目する多くの医師によりその有効性が確認され、現在も世界各地において様々な研究が進められている。
PRA−NK型装置
 国内においては、中村國衛医学博士によるPRA―NK型装置の開発をきっかけに、臨床応用の研究が進められ、約20年になる。PRAの臨床応用研究においては、PRAが、生体や物質の非物性レベルの動的秩序を対象としていることから、従来の物性レベルの検査や治療では対応できない、様々な医療分野での活用が期待されている。
 検査は、簡便、迅速、非侵襲に実施できることが特長で、臨床においては、約4,000項目ある同調コード7)を使って、全身の臓器、器官、組織等の機能評価や、ガン、ウイルス、アレルゲンによる体への影響の程度の判定、薬や治療法の適合性や副作用のチェック、食物やサプリメントの適合性の判定、不定愁訴、心身相関、未病診断などが行われている。
 また、治療においては、投薬や手術による治療だけでなく、体に負担のかからない非物性レベルからの働きかけによる治療法として、様々な手法が研究、実践されている。その適応領域は広く、あらゆる病気、あらゆる症状に有効とされ、臨床での多くの成果が報告されている。
 臨床応用での成果は、PRAに取り組む医師により、日本人間ドック学会・日本総合健診医学会・日本東方医学会・日本未病システム医学会・国際統合医学会・人体科学会・日本慢性疼痛学会等で発表されている。また、毎年開催される臨床研究会においても、数多くの症例が発表、報告されている。
 
1) ERA:「エイブラムスの腹部打診法」参照
2) ここで言う「未知の波動」については、エイブラムスの発見以来100年たった現在も解明されていない。しかしながら、その後の理論物理学の進歩により、「あらゆる現象は非物性秩序の相互作用の結果である」(非物性技術研究所HP参照)ことが解明され、エイブラムスの言う「未知の波動」も、局在する物質の間を伝わる現象としてではなく、非局在、つまり物質や空間を想定する以前の非物性(量子)レベルでの現象として理解するべきではないかとの考え方に変わってきている。
 本会では、この現象を未知なる波動現象との意味で「X波動」もしくは「波動X」と仮称、その定義を「生命現象を含むあらゆる現象及び物質の存在の前提となる潜在的な秩序、法則を背景とする未知の波動的現象」としている。
3) 本会で臨床応用研究を進める装置はPRA―NK(中村國衛)型装置であるが、現在、市販されているPRA―NK型装置には、医療用ソフト、医療用コードは設定、入力されておらず、臨床には使用できない。医療用ソフト、医療用コードは本会で管理しており、医療用に使用するためには本会の承認が必要となる。
4) 単細胞生命体が持つ生命維持のための感知機能と、それに基づく反応のことを原始感知機能と呼んでいる。単細胞生命体にとっての感知の意味は、自らの生命維持にとって「適か不適か」であり、反応は「接近か、回避か」である。この機能が正常に機能することで、個体の生命維持が保障される。この機能は多細胞生命体においても、生命維持のための根源的な感知機能として働いていると考えられる。その感知は感覚器官にもとづく感知でないことから無自覚であり、その反応は全身的かつ瞬間的であることから他の生物反応と区別して「生物反射」と呼んでいる。
5) 生物反射としての生体インピーダンスの変化(皮膚の電気抵抗及び筋力の変化)であり、反応の対象が意識の指向性に基づくことから精神電流反射と呼んでいる。
6) 「あらゆる現象は非物性秩序の相互作用の結果である」ことから、生体や物質の機能や作用の本質も非物性(量子)レベルの動的秩序の相互作用であり、動的な非物性秩序としての生体の秩序の乱れが病気や症状となって現れると考えられる。
7) 循環器系、消化器系、呼吸器系、内分泌系、生殖器系、中枢神経系、末梢神経系、運動機能関連、ガン関連、糖尿病関連、ウイルス、細菌類、アレルゲン、精神・感情、霊性、食物、ビタミン、元素、重金属等、約4,000種の同調コードがある。
PRA−NK型装置











アルバート・エイブラムス
 1900年の初頭、アルバート・エイブラムス(Dr.Albert Abrams・アメリカ・スタンフォード大学病理学教授・内科医1863〜1924年)は腹部打診法の研究を進める中で、「特定の症状は、腹部の特定の箇所の打診音の変化として現れる」ことを発見、腹部打診法に基づく診断法を確立した。
  エイブラムスは、これらの発見をもとに研究を続け、
(1) 病理学的標本を体に接触させるだけで、症状と同様の反応が腹部打診音の変化に現れる。
(2) 寝たきりの患者と健康な助手を導線で結ぶと、健康な助手の腹部打診音で、寝たきりの患者の診断ができる。
(3) 結んだ導線の間に複数の可変抵抗器を接続すると、腹部打診音の変化に基づき、病気や症状に固有のダイヤル数値が特定できる。
(4) 一滴の血液でも同様のことができる
(5) 硫酸キニーネを手に持たせて腹部打診音を取ると、マラリアの打診音になり、マラリア患者の血液と硫酸キニーネ1〜2粒を一緒にして腹部打診音を取ると、マラリアの打診音が消える
等、臨床上貴重な多くの発見をしている。
診 察 風 景
 エイブラムスは、彼が「電子反応」と呼ぶこれら一連の発見から、
『病気にかかった組織の細胞から出る未知の波動が、健康な人体によって感受(受信)、記録され、それらの波動が健康な人体の組織の性質を変える。』
 『マラリアとか梅毒にかかった組織が放射する波の性格を変えることのできるような、無線放送にも似た波動放射器械を考案することができるのなら、キニーネとか水銀剤と同じように、効果的にそうした波動を相殺できるだろう。』
 『分子内逸脱(=Intra-molecule Aberration)と考えているもの(病原)を矯正し、こうしたことが起こることをも防いでくれるような力が存在する。』
『病気は細胞起源のものだとする昔ながらの理論は、時代遅れで廃棄されなければならない。細胞の分子組成が構造的変化を受け、特に電子の数と配置が変化をこうむるので、その特徴的影響が後になって顕微鏡で細胞の病気となって見えるようになるに過ぎない。』8)
 との考えを持つにいたり、病気を物質由来とする従来の医学に対して、物質以前の未知なる波動を対象とした医学を提唱するようになる。
 エイブラムスは、腹部打診法の研究で発見した様々な現象を基礎に装置を制作、診断と治療に多くの成果を上げることに成功する。1916年、それらの成果を「診断と治療の新しい考え方」(=New Concepts Diagnosis and Treatment)として発表している。
8) 植物の神秘生活:Peter Tompkins/Christopher Bird:工作舎より


 



Oリングテスト
 エイブラムスが発見した「生体反応には、物質を媒体とした物理化学的な反応が起きる以前に、未知の波動に基づく何らかの生理的な反応がある」と同様の現象は、様々な代替療法の中にも見ることができる。
  例えば診断法では、大村恵昭医学博士が開発された「バイ・ディジタルOリングテスト」9)がある。臓器の異常や、薬剤や食品の適・不適の判定を、被検者の指の筋力の変化で判定する診断法であるが、薬を飲む前に(=物質を媒体とした物理化学的な反応が起きる以前に)、指の筋力の変化で(=未知の波動に基づく何らかの生理的な反応で)判定するというように、判定に際して捉える生理的な反応が、指の筋力の変化か、腹部打診音の変化かの違いはあるものの、Oリングテストとエイブラムスの発見とは、その本質においては同様の現象を背景とした診断法であるといえる。
  治療においてもエイブラムスと同様に、物質以前の未知なる波動を対象とした医療として、中国医学やアーユルベーダをはじめ様々な伝統医療があるが、これらも、それぞれ生命観、身体観、病理観に違いがあり、治療法も個々に違いがあるとはいうものの、物質以前の未知なる波動(気や生命エネルギーの働きなど=非物性レベルの動的秩序)を対象としている点においては共通している。PRA療法の研究の中で、「気功治療」との比較検討が行われており、診断や治療の手法に多くの共通点があることが確認されている10)
サミュエル・ハーネマン
 ホメオパシー療法とも、いくつかの共通点が見られる。ホメオパシーで処方されるレメディは、治療しようとする病気と同じ症状を発生させる物質を、希釈、振盪を繰り返し、理論的には原物質が1分子も存在しないと考えられるレベルまで希釈したものをレメディとして処方している。(これは、物質レベルの現象としては理解できる現象ではなく、そのため、現在、日本医師会では、ホメオパシーのレメディには、物質的な根拠はなく、科学的に荒唐無稽であるとして否定している。日本医師会が否定しているホメオパシー療法を、あえてここで取り上げる必要が無いのではとも言われるが、レメディにいかなる薬理作用があるかとの議論はともかく、PRAでの適合性テストの結果、レメディが有効と出る以上、それを無視できないとして取り上げることにした。)
  このレメディの処方に際して、ホメオパシー療法では、治療しようとする病気と同じ症状を発生させるレメディを処方するが、これはPRA療法でも同様の考え方をしていて、治療のために処方、入力する同調コードは、病気や症状の同調コードをそのまま処方している。
  ホメオパシーのレメディに限らず、PRA療法やその他の代替療法の中にも、物質的な根拠の無い治療法がいくもあり、物性レベルの現象のみを対象とする現代医学の立場からは、「科学的に荒唐無稽」として否定されているのが現状である。また、治療効果の検証においても、物質的根拠が無く定量化できない現象の検証は難しく、非物性レベルの治療法の検証に際して、従来の検証法では、物質的根拠のないものは「プラセボ」として一括りに処理される結果となっている。「生体反応には、物質を媒体とした物理化学的な反応が起きる以前に、未知の波動に基づく何らかの生理的な反応がある」との見解を、「あらゆる現象は非物性秩序の相互作用の結果である」との観点から見つめ直し、非物性レベルの治療法の検証方法を、多角的に検討することが必要である。
9) 図説バイ・ディジタルO-リングテストの実習:大村恵昭著/医道の日本社
10) QRSを用いた生体共鳴療法における気の認知について−気功治療との比較検討−
中村元信、万井正章、堀尾保次、小笠原耕 (人体科学、14-(2):17-242005)
   



ルース・ベイマー・ドラウン
 エイブラムスによるERAの発見の後、その弟子のルース・ベイマー・ドラウン(Ruth Beymer Drown・アメリカカイロプラクター・1892〜1963年)らにより、これを原理とした装置(Homo-Vibra Ray Instrument=放射同調装置)が完成、この装置が現在のPRAの原型となっている。
 ドラウンの装置は、アメリカをはじめヨーロッパに普及、多くの医師に使用され、臨床で成果を上げるようになったが、アメリカ国内では、ドラウンの装置には物理的な根拠が無いとの理由から、FDA(アメリカ食品医薬品局)はこれを否定している。しかしながら、その臨床成果に注目する多くの治療家達により、ドラウンの装置は様々な改良が加えられ、名前を変えてアメリカ西海岸を中心に普及し、1980年代の後半には、その中の一つが、MRA(Magnetic Resonance Analyzer)として日本に紹介されている。
Homo-Vibra Ray Instrument(放射同調装置)




中村國衛 医学博士

1990年代の始め、アメリカ西海岸から持ち帰った設計図をもとに、中村國衛医学博士(北里大学・分子生物学助教授・内科医/1939〜2010年)を中心とする技術者達により、現代医療の臨床現場での使用に耐えうる装置の完成を目指して、試作、研究が進められ、1995年、PRA―NK型(当時は、QRSと名付けられていた)が完成した。その後、いくつかの改良が加えられ、現在の仕様となっている。国外では、中国、韓国、台湾、マレーシア、オーストラリアなどに普及していて、中国では2003年、医療器としての輸入許可が取得されている。
 現在のPRA−NK型の名称は、装置が「人の認識機能と、生物的反応としての精神電流反射11)を手がかりに設計、製作された装置」であるとの意味から名付けられていて、NK型は、開発者である中村國衛先生の頭文字を表している。

11) 生物反射の結果として現れる生体インピーダンスの変化(皮膚の電気抵抗及び筋力の変化)のことであり、反応の対象が意識の指向性に基づくことから精神電流反射と呼んでいる。
1995年 PRA(QRS)試作器完成
講習会
(中村國衛プロフィール)
医学博士
(1939年〜2010年):長野県上田市生/1967年:群馬大学医学部卒/1972年:京都大学大学院医学研究科修了/1975年:米国・国立保健衛生研究所(NIH NCI)に留学/1978年:北里大学医学部分子生物学勤務の後、助教授/1998年:量子医学研究所・中村クリニック開業/


















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